コラム ゆめぴりかが誕生するまで 民宿、旅館、ホテルの業務用米は千葉県白井市の米屋「さんらいす」
「ゆめぴりか」の誕生によって今では信じられませんが
北海道のお米は「量は取れるが、味が良くない」と他県よりも劣るとされ
「やっかいどう米」と言われて続けていました。
気温が低すぎ稲作には不向きとされていたのです。
しかし1987年に誕生した「きらら397」。
コシヒカリほどの強い粘りはありませんが、あっさりといただけオールマイティに使えるとされ
有名牛丼チェーンが採用したことで話題となり、北海道米を見直されるきっかけになりました。
このきらら397の誕生を皮切りに
「日本一美味しいお米を作りたい」という研究者たちに火がつきました。
それが1997年(平成9年)のこと。
ゆめぴりかが誕生したのは北海道上川農業試験場。
北海道各地から研究者が集結し、約15万体の交配した検体が植えられ
食味や収穫量、そして耐冷性の点から絞り込まれていくこと約10年。
2004年お米の食味の最高位「特A」級の試験に合格。
これは「上育453号」、のちにゆめぴりかとなる品種です。
ここまでくるのに約150万分の1の確率で誕生した品種ということになります。
2009年ついに全国デビューとなる年、大規模な冷害に見舞われ不作に。
その経験からさらなる冷害対策を強化し、
2011年万を持して全国デビューとなりました。
デビュー以来、連続獲得の最高位「特A」。
どのお米にも負けない美味しいお米がこれで証明され、
北海道米というブランドが確率されました。
新潟魚沼産コシヒカリに引けを取らない実績とブランド力で、
瞬く間に全国へ人気が広がりました。
確率された現在では田んぼ作りから収穫までの「栽培マニュアル」のもと
品質を確保を惜しまず生産が続いています。
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